少額投資からはじめたいけどどの証券会社を選んだらいいの?
当記事では1株から購入が可能な証券サービスとして人気のSBIネオモバイル証券とLINE証券について、手数料や使い勝手を比較してみました。
それぞれの個別情報については以下の記事を参考にしてください。
1株から購入可能!SBIネオモバイル証券のメリットとおすすめの使い方を解説
目次
手数料を比較
口座開設手数料
SBIネオモバイル証券、LINE証券ともに無料です。
入出金手数料
SBIネオモバイル証券 | LINE証券 | |
入金 | ①即時入金であれば無料 (住信sbiネット銀行のみ利用可能) ②銀行振込の場合は利用者負担 | ①クイック入金であれば無料 (ネットバンキングからの入金) ②銀行振込の場合は利用者負担 ③LINE Payからの送金は無料 |
出金 | 無料 | 銀行口座への出金は220円 LINE Payへの出金に限り無料 |
入出金手数料はうまく使いこなせば、どちらの証券会社も無料で行える方法があります。
ただしSBIネオモバイル証券の入金には住信sbiネット銀行を利用するのが賢明でしょう。
LINE証券の出金を無料で行うには、LINE Payへ送ることになるので、普段からQRコード決済にLINE Payを利用しているならLINE証券も利用しやすいでしょう。
入出金手数料の面では、LINE Payを使うならLINE証券、使わないならSBIネオモバイル証券が使いやすい
株式取引手数料
最も重要な株の売買に関わる手数料を比較してみましょう。
SBIネオモバイル証券の場合
SBIネオモバイル証券は手数料無料。
ただし、取引の有無にかかわらず月額利用料がかかります。
月額利用料は月の合計約定金額によって決まりますが、約定金額の合計が月50万円以下の場合ならたったの220円です。
さらに、毎月期間固定Tポイントが200ptもらえることを考慮すると、実質手数料は20円になります。
毎月貰える期間固定TポイントはSBIネオモバイル証券でしか利用できないので注意!
LINE証券の場合
現物取引か単元未満株取引(いちかぶ)かで手数料が違います。
現物取引の場合、買付手数料は無料、売却手数料は約定金額によって決まります。
単元未満株(100株未満)の取引では、手数料が無料ですが基準価格に取引コストとしてスプレッドが上乗せされます。
銘柄の株価に0.2~1.0%のスプレッドが乗った状態で購入することになるわけです。
ちなみにスプレッドは時間帯と、購入銘柄のグループによって決まっています。
グループAの銘柄を1万円分購入するには、1万20円かかるということです。
売るときは価格が変わっていなければ1万円なので、実質手数料は20円ですね。
1万円以下の単元未満株を購入する場合、LINE証券の方が安くなることがある。ただし、スプレッドの計算や条件(時間帯やグループ)が複雑なので、月50万円以下の取引であればSBIネオモバイル証券の方が分かりやすく使い勝手が良い。
取扱商品を比較
国内株式
SBIネオモバイル証券 | LINE証券 | |
取扱銘柄数 (単元未満株) | 3,000以上 | 約1,000 |
1株から購入が可能な銘柄数を比べると、SBIネオモバイル証券の方が圧倒的に多いです。
LINE証券でも3,000以上の銘柄の現物取引が可能ですが、1株から買える銘柄数は約1,000銘柄に留まります。
単元未満株の取扱銘柄数ではSBIネオモバイル証券に軍配が上がる。LINE証券では約1,000銘柄が4つのグループに分けられており、手数料が変わる。
外国株式
残念ながらSBIネオモバイル証券、LINE証券のどちらも外国株式の取り扱いはありません。
外国株式の購入を検討しているのであれば取扱国数の多いSBI証券がおすすめです。
初めての株式投資にSBI証券がおすすめな理由と口座開設方法について解説
ポイント利用を比較
SBIネオモバイル証券⇒Tポイント
LINE証券⇒LINEポイント
どちらも1ポイント=1円として利用可能です。
その他サービスを比較
非課税制度
SBIネオモバイル証券 | LINE証券 | |
NISA | なし | なし |
iDeCo | なし (SBI証券であり) | あり |
iDeCoについてはLINE証券が2021年5月から利用を開始しています。
SBIネオモバイル証券ではiDeCoの取り扱いは無く、SBIネオモバイル証券のWebサイトではグループ会社のSBI証券の申込ページを勧めています。
NISAについては、残念ながらどちらも利用できません。
お得な制度なのでぜひ活用したいところ。
当ブログでは、楽天証券でのつみたてnisaをおすすめしています。
つみたてnisaは楽天証券がお得な理由と口座開設方法について解説
IPO
SBIネオモバイル証券には、ひとかぶIPOというサービスがあります。
つまり1株からIPOの申込が可能です。
LINE証券もIPOの取り扱いはありますが、現時点で申込単位は100株です。
ロボアドバイザー
SBIネオモバイル証券では「Wealthnavi for SBIネオモバイル証券」を使った自動積立が可能です。
LINE証券ではロボアドバイザーの取り扱いはありません。
<結論>どっちがおすすめ?
SBIネオモバイル証券とLINE証券はどちらも少額投資におすすめの証券サービスです。
個人的には手数料の分かりやすさ、取扱銘柄の多さからSBIネオモバイル証券がよりおすすめです。
ただし、LINEポイントやLINE Payを多用する人であればLINE証券の方が良いかもしれません。
当ブログでは、他にもおすすめの証券会社や、資産運用に関するお得な情報を発信しておりますので、よろしければ別記事も参考にしてみてください。