LINE証券とPayPay証券はぶっちゃけどっちがおすすめ?
当記事では少額から株の購入が可能な証券サービスとして投資初心者に人気のLINE証券とPayPay証券について、手数料や使い勝手を比較してみました。
それぞれの証券会社の魅力については以下の記事を参考にしてください。
1000円から購入可能!PayPay証券(ペイペイ証券)のメリットとデメリットを解説
目次
最小購入単位を比較
LINE証券・・・1株から購入が可能
PayPay証券・・・1,000円から購入が可能
どちらも少額投資におすすめのサービスですが、最小購入単位が異なります。
LINE証券は1株~と株数指定なのに対し、PayPay証券は1,000円~と金額指定です。
PayPay証券は全ての銘柄が1,000円から購入できるので非常にわかりやすい。LINE証券は銘柄の価格によって異なるが価格が低い銘柄であれば数百円で購入が可能。
手数料を比較
口座開設手数料
LINE証券、PayPay証券ともに無料です。
入出金手数料
LINE証券 | PayPay証券 | |
入金 | ①クイック入金であれば無料 (ネットバンキングからの入金) ②銀行振込の場合は利用者負担 ③LINE Payからの送金は無料 | ①PayPay証券口座に入金する場合 利用者負担 ②「おいたまま買付サービス」を 利用すれば無料 |
出金 | 銀行口座への出金は220円 LINE Payへの出金に限り無料 | みずほ銀行宛の場合 3万以上:220円 3万未満:110円 みずほ銀行以外の場合 3万以上:385円 3万未満:275円 |
LINE証券は入金、出金ともに無料にすることが可能です。
LINE Payをよく利用するのであれば特に使いやすいですね。
PayPay証券への入金は利用者負担となりますが、おいたまま買付サービスを利用すれば実質無料です。
おいたまま買付サービス とは、PayPay証券に対象の金融機関を連携させておけば、そのまま口座残高から買い付けが可能なサービスです。
対象金融機関
・みずほ銀行
・三菱UFJ銀行
・三井住友銀行
・ゆうちょ銀行
・南部銀行
・ドコモ口座
・ソフトバンクカードのチャージ残高
出金の際は手数料が必要で、みずほ銀行宛かそれ以外の銀行宛かによって金額が異なります。
入出金の両方が無料で可能なLINE証券に軍配が上がる。ただしLINE Payを利用しないのであればどちらもほぼ同じ。
株式取引手数料
最も重要な株の売買に関わる手数料を比較してみましょう。
LINE証券の場合
現物取引か単元未満株取引(いちかぶ)かで手数料が違います。
現物取引の場合、買付手数料は無料、売却手数料は約定金額によって決まります。
単元未満株(100株未満)の取引では、手数料が無料ですが基準価格に取引コストとしてスプレッドが上乗せされます。
銘柄の株価に0.2~1.0%のスプレッドが乗った状態で購入することになるわけです。
ちなみにスプレッドは時間帯と、購入銘柄のグループによって決まっています。
PayPay証券の場合
PayPay証券の場合、スプレッドとして基準価格の0.5~1.0%が上乗せされた価格で国内株を購入することになります。
時間帯によってスプレッドが違います。
時間帯 | スプレッド |
東京証券取引所の立会時間内 | 基準価格に0.5%を乗じた価格 |
上記以外の時間帯 | 基準価格に1.0%を乗じた価格 |
少額投資の場合、どちらもスプレッドがかかる。LINE証券の方がグループによっては安くなる。
取扱商品を比較
国内株式
LINE証券・・・1,000銘柄以上
PayPay証券・・・150銘柄以上
外国株式
LINE証券・・・取扱いなし
PayPay証券・・・130銘柄以上
国内株式の銘柄数で言えばLINE証券が多い。外国株式も投資対象にする場合はPayPay証券がおすすめ。
ポイント利用を比較
LINE証券の場合
LINEポイントを1ポイント=1円として使用可能です。
普段からLINEポイントを貯めている人にはかなり嬉しいサービスですね。
PayPay証券の場合
PayPay証券ではポイントを利用した投資はできません。
類似サービスとしてPayPayアプリでPayPayボーナスを使用した運用が可能です。
ポイント利用面ではLINE証券に軍配が上がる。
その他のサービスを比較
非課税制度
LINE証券 | PayPay証券 | |
NISA | なし | なし |
iDeCo | あり | なし |
iDeCoについてはLINE証券が2021年5月から利用を開始しています。
残念ながらNISAについてはどちらも取り扱いがありません。
お得な非課税制度なので、利用するなら楽天証券でのつみたてnisaがおすすめです。
つみたてnisaは楽天証券がお得な理由と口座開設方法について解説
IPO
PayPay証券には、誰でもIPOというサービスがあり、1株からIPOの申込が可能です。
LINE証券にもIPOの取り扱いはありますが、現時点で申込単位は100株です。
ロボアドバイザー
どちらもロボアドバイザーの取り扱いはありません。
まとめ
LINE証券とPayPay証券証券はどちらも初心者におすすめの少額投資が可能なサービスです。
手数料の面やポイント利用の面から、総合的にはLINE証券の方が使いやすいと思います。
ただし、LINE証券は外国株式の取り扱いが無いので、米国株に投資してみたいならPayPay証券を利用するのがおすすめです。
当ブログでは、他にもおすすめの証券会社や、資産運用に関するお得な情報を発信しておりますので、よろしければ別記事も参考にしてみてください。